宗派について

 

宗派は、教義・信仰対象などの違いや歴史的経緯により生じた分派です。
主に仏教において用いられます。お墓を建てる際に、墓石には「○○家」や
「○○家之墓」のように家名を刻むのが一般的ですが、仏教の宗派によっては、
家名のほかに唱名、あるいは梵字などを刻みます。
その一字一字が仏をあらわしています。
このように、お墓や霊園を探す上で、宗派についての知識も必要となります。
はかどこ.comでは、歴史ある主な宗教について、ご紹介します。

 真言宗

弘法大師空海 真言宗は、弘法大師空海によって開宗されました。「仏さまの秘密の教えを明らかにした教え」という意味を持つ密教の教えを主としています。
弘法大師空海は、「弁顕密二教論(べんけんみつにきょうろん)」を著し、また、心が置かれている状況を、10に分け下から9つ目までは、顕教のいたる境地、最後の10個目は密教のみが到達できる境地(密教は10すべて含む)であるという教え『九顕十密(きゅうけんじゅうみつ)』が説かれた書物「十住心論」をも著しました。

真言宗の教え
密教の修行により、誰でもただちに成仏することが出来るという「即心成仏」を説いています。自分自身が本来持っている「仏心ぶっしん」「限りない人格」「さとりの世界」を、「今このとき」に呼び起こすものを求めます。
それは、自分自身を深く見つめながら、「仏のような心で」「仏のように語り」「仏のように行う」という生き方です。

墓石・梵字
墓石に刻む場合の梵字は下記を使用します。

梵字_ア
読み方:ア
意味:大日如来

詳細情報
宗祖:弘法大師・空海
本尊:大日如来・不動明王
本山:高野山金剛峰寺・総本山智積院・総本山長谷寺など
唱名:南無大師遍照金剛

天台宗

伝教大師最澄天台宗は、今から約1200年前の西暦806年に伝教大師最澄によって開宗されました。 釈尊の残された教えから数々の経典が伝えられた中で「妙法蓮華経」という経典があります。その中にある「全ての人に悟りの世界を」という教えを体系付けた天台大師智顗の教えを学び日本に伝え教え、比叡山を開いて弘めたのが、伝教大師最澄です。最澄は「すべての人が仏に成れる」と説く『法華経』に基づき天台宗を確立しました。比叡山にて各宗派の開祖達が多く学び、仏教思想の発展をもたらしました。

天台宗の教え
第一、全ての人は皆、仏の子供と宣言しました。
第二、悟りに至る方法を全ての人に開放しました。
第三、先ず、自分自身が仏であることに目覚めましょう。
第四、一隅を照らしましょう。

墓石・梵字
墓石に刻む場合の梵字は下記のどちらかを使用します。

梵字_ア
読み方:ア
意味:大日如来
梵字_キリーク
読み方:キリーク
意味:阿弥陀如来

五輪塔には、空・風・火・水・地をあらわす梵字を上から刻みます。

詳細情報
宗祖:伝教大師 最澄・高祖 天台大師智顗
総本山:比叡山延暦寺
唱名:南無阿弥陀仏

浄土宗

法然浄土宗は法然によって開宗されました。
一般の人を救済するという大乗仏教の教えが強く表れているのが特徴です。
法然ははじめ比叡山延暦寺で天台宗を学び、その後、諸宗を学びますが自分の理想とする教えとは違うことから、 専修念仏を唱える浄土宗を開きました。
法然の教えは、人格を高め、社会のために尽くし、明るいやすらかな毎日を送り、往生を願うというものです。 法然上人は、どこにいても、何をしていても「南無阿弥陀仏をとなえよ」とすすめておられ、たくさん口に出して唱える程、私達は仏の願いになると語られています。

浄土宗の教え 今生きることに喜びを感じること。

墓石・梵字
墓石に刻む場合の梵字は下記を使用します。

梵字_キリーク
読み方:キリーク
意味:阿弥陀如来

墓石には、ご本尊である阿弥陀如来をあらわす梵字を刻みます。
五輪塔には、南無阿弥陀仏と刻みます。

詳細情報
宗祖:法然上人
本尊:阿弥陀如来
本山:華頂山知恩教院大谷寺(知恩院)
唱名:南無阿弥陀仏

浄土真宗

親鸞浄土真宗は、法然の弟子であった親鸞が、浄土宗の教えを発展させた宗派です。
浄土真宗は、阿弥陀様を信じ、念仏を称えることが全てで「戒」を受けて仏様の弟子になる必要がないとうものです。
従って、「戒名」がなく代わりに「おかみそり」という帰敬式(ききょうしき)をうけ、男性は「釈○○」、女性は「釈尼○○」という「法名」をもらう特徴があります。

浄土真宗の教え
親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来のみ心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、現世気祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送りましょう。

墓石・梵字
墓石の正面に南無阿弥陀仏、あるいは倶会一処と刻みます。 家名は向かって右の側面に刻みます。また、梵字は使いません。

詳細情報
宗祖:親鸞聖人
本尊:阿弥陀如来
本山:西本願寺(本願寺派)東本願寺(大谷派)
唱名:南無阿弥陀仏

臨済宗

臨済宗は禅宗の1つで、栄西が中国から学んだ臨済禅を日本に伝えたのが始まりです。 臨済宗の教えは座禅の修業がブッダの悟りに直結するというものです。 また、寺院建立の際における様々な縁に応じて、ブッダを始め、阿弥陀如来、薬師如来、観世音菩薩などが本尊としてまつられています。
本尊は一定せず各寺院でそれぞれ違う本尊であることが、大きな特徴となっています。 経典についても古くから金剛般若経、般若心経、観音経などが多く日常に読誦されています。

臨済宗の教え
臨済宗は、公案(禅問答)を通して坐禅を行うことから自らをみつめ、悟りを求めるというものです。

詳細情報
宗祖:栄西
本尊:釈迦牟尼仏
本山:五山制度のため、決められていない(京五山・鎌倉五山・南禅寺等)
唱名:南無釈迦牟尼仏

曹洞宗

道元栄西に師事し、臨済宗の禅法を学んだ道元によって開宗されました。曹洞宗の教えであり特徴は、ただひたすら坐禅を行うことにより、 坐禅の力が人々の生活に反映され、生きることが修行であり、仏の行いであるというものです。 曹洞宗は、お釈迦さまにより歴代の祖師(そし)方によって相続されてきた「正伝(しょうでん)の仏法(ぶっぽう)」を寄りどころとする宗派です。
瑩山禅師曹洞宗の特徴は、坐禅を行うことにより得る身と心のやすらぎが、人々の生活に反映され、生きることが修行であり、仏の行いであるというものです。

曹洞宗の教え
お釈迦さま、道元禅師、瑩山禅師のみ教えを信じ、その教えに導かれて、毎日の生活の中の行い一つひとつを大切にすることを心がけたならば、身と心が調えられ私たちのなかにある「仏の姿」が明らかとなります。 日々の生活を意識して行じ、互いに生きる喜びを見出していくことが、曹洞宗の目指す生き方といえます。

墓石・梵字
墓石の頂部に、○(円相)を刻みます。南無釈迦牟尼物と刻む場合もあります。五輪塔には、空・風・火・水・地と上から刻みます。

詳細情報
宗祖:高祖 道元禅師・太祖 瑩山禅師
本尊:釈迦牟尼仏
本山:大本山永平寺・大本山総持寺
唱名:南無釈迦牟尼仏

日蓮宗

日蓮日蓮宗は日蓮によって開宗されました。
日蓮宗は、日蓮が『法華経』(『妙法蓮華経』)に基づいて、末法とよばれる悩み苦しむことの多い時代に、そこに住む全ての人びとを救い、 平和な理想社会を実現するために開いた宗派であります。日蓮は、生涯を通じて『法華経』を口に読み、心に読み、身をもって読みました。
すなわち、『法華経』に説かれていることが真実であることを、身をもって実証し、身命を惜しまずして仏の世界を実現するために努力したのであります。

日蓮宗の教え
お釈迦様の説かれた最高の教えは「法華経」にあり、「法華経」の全ての功徳は「南無妙法蓮華経」の七字に込められております。この「法華経」に帰依し、その魂である「南無妙法蓮華経」のお題目を信心唱題することによって、成仏の大果を成就し、世界の平和と人類の幸福、ひいては個人の成仏がなされます。

墓石・梵字
墓石には、南無妙法蓮華経と刻みます。墓石の頂部に妙法とだけ刻む場合もあります。五輪塔には、妙法蓮華経と刻みます。

詳細情報
宗祖:日蓮大聖人
  本尊:久遠実成の本師釈迦牟尼仏
  本山:総本山身延山久遠寺
  唱名:南無妙法蓮華経

時宗

一遍時宗は一遍によって開宗されました。
時宗は、どのような層の人でも念仏を唱えることで等しく救われるという教えとなっています。
また、宗教儀礼として踊念仏を盛んに催しながら全国を回り、教えを広めたことが特徴です。 現在全国各地で行われている盆踊りや出雲阿国(いずもおくに)の歌舞伎踊りも踊念仏がルーツであるといわれています。

時宗の教え
「南無阿弥陀仏」とお唱えする、只今のお念仏が一番大事なことです。家業に努め、励み、睦み合って只今の一瞬が充たされるなら、人の世は正しく生かされて、明るさを増し、皆倶に健やかに長寿を保つことになります。浄土への道は、そこに開かれるとする教えです。

詳細情報
宗祖:一遍上人
本尊:阿弥陀如来
本山:藤沢山無量光院清浄光寺(総本山遊行寺)
唱名:南無阿弥陀仏

法華宗

法華宗とは、文字どおり、法華経を所依の経典とする宗派のことです。天台宗は『法華経』を最も重要な経典として位置づけているので、法華宗あるいは天台法 華宗などと呼ばれた時代もありました。
また、今では日蓮宗と呼ばれる日蓮のひらいた宗派も、初期には法華宗と呼ばれていました。この日蓮宗という呼称は明治以降に公式に用いられるようになったものです。


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